(2)YouTube時代の情報の扱い方
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情報の扱い方について(1)ー私のブロガーとしての経験からー
現在、ありとあらゆる健康情報があふれかえっています。そのために、一体何を信じたら良いのかわからない、という方が非常に多いのではないでしょうか。
情報の取捨選択というのは非常に大事です。その話をする前に、私自身の経験をお話しさせてください。
私は2011年の東日本大震災の際にはつくば市に住んでいました。震度6弱の揺れにより、住んでいた地区は停電及び断水し、3月11日の晩は近くの公民館に家族で避難するという貴重な経験をしました。
停電は翌日には復旧したので翌日には家に戻りましたが、断水は1週間近く続き、一番困ったのがトイレでした。幸い、道路を挟んだ反対側の地区では断水していなかったため、トイレはそちらまで借りに行っていました。
生活が落ち着いてくると、福島第一原発の事故で起こった放射性物質の漏洩とそれが及ぼす影響について、情報を検索して入手することに努めました。
なかなか思うように情報を得られなかったため、その時に得られる情報を徹底的に調べて、せっかく得たその知識をまとめてアウトプットする際に、どうせならばその知識を共有したいとブログを始めました。
X(当時のtwitter)と連携させて書き続けていくうちに固定した読者ができてくれたため、面白くなって1年以上毎日更新を続けました。
その当時、私が心掛けていたのは、原発推進、あるいは反原発というような主張に偏らない(どちらかに偏っているブログが非常に多かったです)ようにし、できるだけ中立な立場で、公表されている情報を元にそこから判断できる科学的な情報を提供するということでした。
東京電力や、福島県あるいは厚労省、文科省は毎日細かい情報を発表してくれていましたが、そのデータが過去からの推移でどういう意味を持つのか、ということはほとんど示してくれません。
そのため、その情報を自分でグラフにして解析し、今回のデータの持つ意味を紹介することで、放射性物質による海洋汚染がどうなっているのか、農作物に対する放射性物質の汚染の現状について、わかりやすく説明することを心掛けました。
私は物理学や放射性物質は専門ではありませんでしたので、海洋汚染と主に農作物への被害がどうなっているのかを中心にブログ(3.11東日本大震災後の日本)を書き続けて、一定の評価を得られたと思っています。
今のように誰もがスマホで手軽にネットにアクセスする時代ではなかったため、1年間で100万アクセスを得るのがやっとでしたが、毎日3000人くらいは見に来てくれるブログになりました。
この当時は、今ほど多くの情報が得られなかった時代です。YouTubeもありましたがメジャーではなく、当然のことながら原発事故について解説してくれる動画などほとんどありませんでした。
スマホもまだほとんど普及しておらず、通信回線のスピードの問題から、人々はPCでテキスト情報として情報を得るのが主流で、一部の人は携帯電話でi-modeなどで情報にアクセスする時代でした。
当時の東京電力は、事故に関する情報を隠蔽しているのではないか、という疑惑もかけられており、毎日行われていた東京電力の記者会見は非常に紛糾していたのを覚えています。
そのため、出てきた公の情報を元に、情報を受け取った自分が如何に考えるべきか、ということは常に考えるようになりました。また、ブログを書いて情報を発信するべき立場として、どういう情報を他の人に発信するべきか、ということも常に考えていました。
そんな中で自分なりに得た結論は、情報の受け手は、自分の得た情報を鵜呑みにするのではなく、それが本当だと信じるに足りるものかどうかを自分なりに検証する姿勢を常に持つべきだ、ということでした。従って、私のブログのテーマは情報過多の時代に情報をどのように取捨選択していくべきかを考えていこう、というものになりました。
その当時は原発事故を題材に用いていましたが、あくまでそれはツールであり、それを利用しながら読者の人にも情報の扱い方を考えて欲しい、ということはブログのプロフィールにも書いてあります。
今回は新たに健康問題について取り組んでいくつもりですが、実はこの考え方は今も変わっていません。
私もそうですが、これを読んでいただいている皆さんも、この情報は本当なのだろうか、という事を自分なりに検証しながら読んでいく、という姿勢を常に持ち続けていただきたいと思います。
そのための判断材料となる元の情報へのリンクは多めにつけていくつもりですので、それらも確認しながら読んでいっていただきたいと思います。
健康情報については、特にいろんな説があります。例えば糖質制限という事についても、制限すべき、という人もいれば、制限してはいけない、という人もいます。
ただ、それはその人の年齢や健康状態などによって対応するべき事も違ってくるため、一概にこうするべきだと言えるものではありません。そういうことについても、いろんな説を紹介しつつ、私なりの考えをまとめていきたいと思います。
情報の扱い方について(2)YouTube時代の健康情報の入手方法
YouTubeで手軽に色々な健康情報を入手できるけれども、逆に多くの情報が溢れかえっていてどうしたらよいかわからない?という方のために2025年現在の健康情報の入手方法について書いていきたいと思います。
まず、今は普通に動画で情報を入手できる時代になりました。これは、通信インフラの整備によって、月に20Gバイトの通信を行っても数千円で済むようになったことが一番大きいと思います。
その結果、10年前であればテキスト情報が中心だったのですが、今は動画から情報を入手するというのが結構当たり前になりました。また、スマホの普及により、誰もが電車の移動時間に動画を見るという事も一般的になってきています。
私は、20分の動画を1倍速で見るのは時間がかかりすぎるので、1.25倍速、1.5倍速というように少しずつ速くしていって耳を慣らして行ったので、今はよほど早口の人以外は2倍速でみることができるようになりました。
多くのYouTube動画は15分~20分なので、2倍速ならば20分でも10分で済みます。これならば、何本か見てもそれほど時間を無駄に使わずに済むかな、と自分では考えています。
次に、これはどの時代でも当てはまることなのですが、基本的には自分で調べるように努力することです。
そうは言ってもほとんどの人は健康や医療に関する専門家ではないし、全然わからないから誰か頼れる人を見つけてその人の言うことを信じる、というパターンになると思います。
でも、その人の言っていることが正しいかどうか、どうやって見抜いたら良いのでしょうか?
一番信頼できる人は、自分で調べることを勧めてくれる人です。例えば、外科医の石黒先生(Dr. Ishiguro)は、「現役外科医の教える、薬に頼らない健康法」というキャッチコピーを用いていますが、彼はいつも最新の情報を教えてくれると共に、「私の言うことだって間違っているかもしれないから、鵜呑みにせずに自分で調べてみることをお勧めします」という事を言ってくれています。
「私の言うことは正しいのでこの通りにやりなさい」という人と、「自分で調べて納得してからやってみるべき」という人と、どちらの人をあなたは信用しますか。
前者の人の方が何も考えずに信じれば良いから良いという人も当然いると思いますが、ただ、その人の言っていることが実は間違っていたとか、何かを買わせるための誘導だった、ということが後になってわかることはあると思います。
その時になってから後悔しても遅いです。できるだけ自分で調べて、自分で納得した上で決めたことであれば、後悔することも少なくて済むと思います。
また健康に関する事は、ネットで言っている人にとってはAという方法が良くても、自分にはAは良くなくてBの方が良かった、ということはよくあります。その人の体質、性別、年齢、体調など、様々なファクターが絡んでくるため、全員に対して同じように良く効く方法があるとは限りません。
そのため、ある方法を鵜呑みにしてやってみるのではなく、自分でまず試してみて効果があるようであれば更に続けてみるという方が良いと思います。そういう個人差についても教えてくれる人の言うことを信じるようにする方が良いと思います。
おそらくこのブログにたどり着いた皆さんは、すでに健康情報についてはこの人とこの人の言うことをできるだけ取り入れてやってみている、という方が多いと思います。
自分が納得して信じることができる人を何人か見つけて、その人達が共通して言っていることがあればそれは正しい情報である可能性が高いと思います。少なくとも自分があとで後悔する可能性は少ないと思います。
では、私がふだんどの情報を参考にしているか、ということを以下に記載していきます。当然、全ての人の言っていることを全部チェックできませんし、気になったテーマがあればそのテーマについてその人はどんなことを言っているかな?という探し方も多いです。
特に、あるテーマについて複数の人の間で意見が正反対になる場合もあります。その場合は、自分で可能な限り情報を集めてどちらの言っていることが正しいだろうか?という事を考えています。
それでもすぐに答えが出ない場合は、保留としてしばらく置いておくことにしています。
YouTube:
・石黒先生:外科医で、健康問題について幅広く発信している Dr. Ishiguro
・吉野敏明先生:歯科医で、健康情報を幅広く発信している。1年ほど前から、「4毒」(小麦粉、乳製品、植物油、甘いものの事)は抜いた方が良い、という話を広めている。 吉野敏明チャンネル〜日本の病を治す〜
・佐藤青児先生:元々は歯科医で、「さとう式リンパケア」の考案者 セルフケアが中心だが、健康情報について幅広く発信している さとう式リンパケア〜1日5分で幸せ美人に〜
・山内義弘先生:理学療法士で、痛みの原因を見抜いて治療するためのやり方をセルフケアを中心に発信しているが、1年半前からは、健康情報を幅広く発信するようになった 腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
YouTube以外の情報源:
・ヘルスアカデミー:ヘルスアカデミー公式YTチャンネル というYouTubeチャンネルもあるが、基本的にはダイレクト出版株式会社が行っている有料の情報サービスである。ただし、有料の情報だけあって、非常に有益な情報が多い。
・元気の学校:元気の学校genki ac というYouTubeチャンネルもあるが、基本的には株式会社リアルインサイトが行っている有料の情報サービスである。こちらもヘルスアカデミーと同様に、有料の情報だけあって、非常に有益な情報が多い。
・IMK books:株式会社IMKが行っている、海外で評価が高い健康に関する本を日本語に翻訳して販売してくれるサービスを中心に健康関連の事業(動画の販売など)を行っている会社である。御茶ノ水健康長寿クリニックの白澤卓二先生が一番有名であるが、他にも何人もの先生と組んで健康に関する事業を行っている。
有料の情報サービスについては、その内容を一般に発信することはできないのですが、元になっている論文の紹介やそこから考えられることなどは発信可能なので、チャンスがあれば取り上げていきたいと思います。
